乳首の色で彼氏に嫌われたくなくて…

山梨県/K・Rさん/36歳

私が初めて乳首の色を気にしたのは、20代後半の時でした。彼氏と話していると、いきなり乳首の色を聞かれたのです。まだ交際して間もなく、当然ですが肉体関係などない段階でした。

彼氏は、乳首の色が茶色だと男遊びをしているイメージがあるらしく、最初に確かめたかったと言うのです。どうやら過去に女性に裏切られた経験があるらしく、そのことから交際にはつい慎重になるとのことでした。彼氏の話を聞いて納得した私は、彼氏に対してそんな心配はないと言いました。すると、彼氏はニッコリ笑って「良かった。ピンクだったんだね」と言うのです。

思わず頷いてしまった私ですが、内心ではどうしよう、どうしようと焦りました。なぜなら、私の乳首は元々ほんのり茶色っぽかったからです。彼氏に嫌われたくなくて思わず同意してしまったのですが、全然ピンクじゃないんです。もちろん、私は断じて男遊びなんてしていません。ですが、乳首の色がピンクではないと知られたら、彼氏に嫌われてしまう。

私は悩みに悩みました。でも、当時はまだインターネットが気軽に利用できなかった時代です。調べたくても、簡単にはわかりませんでした。母や友人にも、なかなか相談できることではありませんでした。そこで私が出した結論は、彼氏に裸を見せないということでした。今振り返れば、なんてバカなことをと思いますが、当時の私はとにかく彼氏に嫌われたくなかったのです。彼氏はとても優しくて、私に対して無理強いをすることはありませんでした。ですが、交際する月日が過ぎると次第に無理が出てきます。

何度も部屋に誘われても決して行くことはありませんでしたし、胸にコンプレックスがあると言って彼氏の前では水着になることもなかったんです。そんな私の行動は、知らず知らずのうちに彼氏との間に距離を作っていました。

交際して1年がたった頃、彼氏は私との関係が退屈で、他の女性に走ってしまいました。後から調べて知ったのですが、肌が色白の人は乳首がピンクになりやすく、肌が褐色の人は茶色になりやすいのだそうです。その事実を知った時に、私は脱力してしまいました。彼氏に嫌われたくない一心で隠した乳首の色。でも、隠しすぎたために嫌われてしまうなんて。

最初からこのことを知っていたら、彼氏にもちゃんと説明できました。そして、乳首がピンクじゃないことがイコール男遊びが激しいなんて、間違った知識を変えることができたのです。あの頃、誰にも相談することができず、毎日鏡の前でため息をついていたことを思い出すと悔しく思います。

この記事を書いた人
SNSでフォローする