妊娠と出産後の乳首ケア

三重県/M・Rさん/31歳

自分の乳首としっかり向き合ったのは、恥ずかしながら妊娠してからのことです。それまでは、お風呂に入って身体を洗うときも、何となく洗っていました。妊娠して、乳首のケアをしなくてはいけないのだと知り、お風呂に入りながら観察したり、お手入れをするようになったのです。乳腺開通させるために、指で乳首をきゅっきゅっとしごき、やわらかくさせたりしますが、これをすると子宮がきゅーんと収縮します。妊娠している時には、あまり収縮させると赤ちゃんに良くないので、様子を見ながらしていました。

驚いたのは、乳首の先端を指でしごくと、垢がとれることです。皮膚の一部なので当たり前といえば、そうなのですがびっくりしました。そして、ぎゅっと乳首を乳輪から押すと母乳も出ました。まだ赤ちゃんを産んでいないのに、母乳がにじむことに女性の身体の神秘さを感じました。しっかり観察してみると、乳首の先端にはいくつもの穴が開いており、そこから母乳が出ます。哺乳瓶のように、ひとつの穴から出るものだと思っていたので、自分の乳首と向き合って知ったことでした。乳首のマッサージをすることで、母乳が出る管がしっかりと通り、スムーズな授乳につながるというのも、実際に体験して納得できたと思います。

出産をしたときは、すぐに赤ちゃんに吸ってもらうことで、母乳の出が良くなるということで、看護師さんに手伝ってもらい、分娩台で授乳をしました。出産後は、とにかく赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことで、母乳量を増やしていきますが、乳首をしっかり拭いたりマッサージすることは、乳首ケアとして欠かせません。特に妊娠中に、乳首に垢が付くことを体験していたので、毎日乳首の表面をしっかりと、拭くようにしていました。赤ちゃんの唾液や、母乳の付着があると細菌が増殖してしまいます。

授乳で一番困ったのは、乳腺炎でした。おっぱいマッサージをしっかりすることと、とくに乳首の付近で母乳が固まらないように、押し出していました。乳管でおっぱいが固まると、乳首にニキビのようなものが出来たりします。母乳がさらさらと出て、詰まらないようにするためには、脂肪分の少ない食事を心がけるなどの、工夫も必要でした。また、赤ちゃんに歯が生えると乳首が噛まれて出血してしまうことがあります。そのような時は、無理して授乳せずに、乳首を安静にし傷を悪化させないようにすることが大切だと思います。妊娠から出産後の授乳までは、とにかく乳首のケアをしっかり行いました。

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