まるでマシュマロのようにふっくら柔らかいバストは、すべての女性の憧れですよね。
それにくらべると、自分のバストはなんだかかたいし、あまり揺れたりしないような気がする……ひそかにそんなことを思っていても、そんなナイーブな悩みはあまり人に打ち明けることができないかもしれませんね。
でも、胸がかたいことで悩んでいる女性は意外とたくさんいるんですよ。決して珍しいことではありません。
バストが硬いと、男性からのウケもあまり良くありません。男性は女性の胸は柔らかいものだというイメージをもっていて、バストがかたいと残念に思ってしまうのです。
バストには、人それぞれの美しい形や大きさがあり、普段から柔らかい状態に整えてあげれば、憧れの美乳も夢ではありません。
今回はかたいバストをふっくら柔らかくする方法についてご紹介しましょう。
柔らかいバストの脂肪には流動性がありますが、筋肉や脂肪が凝り固まってしまうと、流動性が失われて、揺れなくなります。その結果、次のような悩みを抱えやすくなるそうです。
バージスラインというのは、バストの輪郭線のことで、腋から胸の下の部分にかけてできる、おなかの部分とバストの丸い境界線のことです。バストがかたいとバージスラインが出にくくなり、バストの魅力が半減してしまいます。バージスラインがきれいだとバスト自体の輪郭がくっきりと出るので、バストを際立たせて美しく見せることができるのです
一生懸命バストアップをがんばっているのに谷間ができないという方は、実はバストがかたいことが原因かもしれません。谷間を作るには、バストアップだけでなく、胸を柔らかくするということが、とっても大切なポイントなのです。バストの形を整えてくれるブラジャーもありますが、このような機能が効果を発揮しにくくなります。
バストがまっすぐ前を向いておらず、左右に離れて外側を向いてしまっていませんか?バストが硬いと、バストの形をうまく整えることができないため、美しい形を保つのが難しくなってしまいます。
バストがかたい人は、体内の循環が悪く、代謝が低下している可能性があります。そのことから、冷えや肩こり、肌トラブルに悩まされている人がたくさんいます。
バストのかたさは、その大きさとは別の問題です。大きくてもかたい人もいるのです。
「若いころは柔らかかったのに……」「これは遺伝なの?」と悩んでいる人もいるかもしれませんね。
そんな、バストがかたくなってしまう原因を見ていきましょう。
運動不足、過度な締めつけ、冷え性などによって、身体の血行が悪くなっていることが、バストがかたくなってしまった原因かもしれません。血行が悪いと、栄養やホルモンバランスが胸に届きにくくなり、リンパの流れが悪くなり、細胞がうまく代謝しないために老廃物がたまってしまい、その結果、バストもかたくなってしまうのです。
また、血行が悪くなると、バキバキにこっているときの肩と同じように、バストの筋肉もかたまってしまいます。さすがにバストは肩のようにバキバキにはなりませんが、血液の流れが悪いとやはりかたくなります。肩甲骨や肋骨周りもかたくなり、バストがかたくなってしまうのです。
ブラジャーなどの過度な締めつけも、血行やリンパの流れを悪くすることがあります。その結果冷え性となります。自分のバストにさわってみて、ひんやり冷たくなっていたら、血流が悪いということかもしれません。
また、猫背で姿勢が悪かったり、喫煙や、過度のストレス、不規則な生活など、血行が悪くなったり、ホルモンバランスが崩れる原因はたくさんあります。
上で述べたように、肩こりは血行不良を引き起こしますが、それだけではなく、肩の筋肉が凝っていると、その筋肉にバストが引っ張られてしまうということが起こります。その結果、バストは柔らかさを失い、形も崩れてしまうのです。
ずっとパソコンに向かう仕事をしていたり、いつまでもスマホばかりをいじっていると、いつの間にか猫背になっていることがありますよね。そうすると、首から肩、肩甲骨周りや肋骨周りの筋肉が凝ってかたまってしまいます。これにより、バストの脂肪が筋肉に引っ張られて、肋骨に張りついた状態になってしまうのです。
バストの正体と栄養学という記事でも紹介しましたが、バストは、脂肪と乳腺、クーパー靭帯などの繊維から成り立っています。
乳腺に沿ってついている脂肪は、乳腺が発達すると、バストを守ろうとして、自然に増えます。バストの柔らかさというのは、この脂肪の柔らかさです。乳腺の発達が足りないと、脂肪がついていない、かたいバストになってしまうのです。つまり、乳腺を発達させればバストは柔らかくなるということです。
ただし、成長期など、女性には、脂肪よりも乳腺が多いためにバストがかたくなってしまう時期があります。成長とともに女性ホルモンの分泌が増えることで、胸の脂肪も増え、胸が柔らかくなったり大きくなります。また、痩せている人は脂肪が少なく、胸の脂肪より乳腺の比率が高いという傾向もあります。
乳腺はエストロゲンという女性ホルモンと関係があり、脂肪を集めて胸を柔らかくしたり大きくする役割があります。このエストロゲンを増やすには、ストレスの少ない生活と睡眠が不可欠です。忙しい日常の中でこの二つを解決するのは簡単なことではありませんが、なるべくリラックスした時間を意識して、早めの就寝を心がけましょう。
バストがかたい原因は食生活にもあるかもしれません。栄養バランスが悪い食事ばかりをとっていると、バストを柔らかくする酵素や女性ホルモンが十分に作られなくなってしまうためです。
とくにダイエット中だからといって、白米や肉類などを避けていると、知らず知らずのうちにタンパク質不足になっていることも考えられます。細胞の材料となるタンパク質は、バストを柔らかくしたり大きくするために必要な栄養分です。適量をとることが健康にもバストにも必要です。
そのほかにも、体内のはたらきを高めるビタミン・ミネラル類も不可欠ですから、バランスの良い食生活を心がけましょう。
成人女性の場合、人体の約55%が水分です。1日に必要な水分は1,500mlと言われます。汗や尿などで排出されるため、水分は意識して補給する必要があります。水分が不足してしまうと、栄養素や代謝物の運搬などが滞り、胸に必要な栄養や女性ホルモンが行き渡らなくなるため、脂肪をかたくしてしまうのです。リンパの流れも悪くなり、老廃物が溜まりやすくなります。また、水分が不足している血液はドロドロですから、血管も詰まりやすくなり、やはりバストへの栄養補給が滞ってしまいます。
コーヒーやお茶、アルコールなどには利尿作用があるため、いくら飲んでも水分不足は解消されないので、注意が必要です。
じつは簡単にバストを柔らかくできる方法のひとつが、深呼吸をすることなのです。深呼吸をすると、バストの下で筋肉が動くのを感じますよね。これによって血行が良くなり、バストも柔らかくなります。もちろん、深呼吸にはリラックス効果もあるので、ストレスを鎮め、女性ホルモンの分泌を促すといった効果もあります。
この方法なら仕事中でもできるので、日ごろから習慣にするといいでしょう。なお、浅い呼吸はバストをかたくする原因になりますので、注意しましょう。
バストを柔らかくするには、胸を揺らすマッサージによって、血行やリンパの流れを促すことが効果的です。乳腺が刺激されますので、バストアップ効果もあります。バスタイム後の血行が良くなっている時に行うと、なおよしです。
ダイエット中でもタンパク質不足には気をつけたいものです。鶏肉、チーズなど、タンパク質は血や筋肉・骨を作ったり、女性ホルモンの分泌を促してくれる大事な栄養素です。適度に摂取することはバストも柔らかくなり、バストアップにもつながります。
いかがでしたか。
今回はバストがかたくなってしまう理由と、それをマシュマロのようなふんわり柔らかにするためのアドバイスをお送りしました。
実行すれば即座に柔らかくなるというものではありませんが、毎日続けられるものばかりですので、根気よく実行して、ぜひ、理想のバストを手に入れてください。